一、篠田、深田両氏は午前5時頃より豊橋を出発せられ牟呂
用水を害況視察し為め、一鍬田の(水源)元樋門迄出張
午後5時半頃帰新す
一、伊藤は配水、柴田、田中除草調、在店、岡田、周𠮷
一、金十郎様、午後10時半頃、篠島より帰新せらる
8月1■日 晴
一、神三来新、2号杭打■、二回堤、3号堤防実地見
分に出頭、岡田舟頭なす
一、篠田午前在店、午後二十間川堤工事場へ出張
一、深田は2号杭打、及、二十間川工事場へ出張す
一、柴田、本郡産米改良講習会へ出席、午後出張
一、在店は田中、周𠮷なり
一、金十郎様には舞坂へ御■、加藤氏は田原へ
一、富安壽吉氏来新、用水の件に付、篠田氏と打合せ
午後3時帰宅せらる
8月19日 晴
一、本日は新田全部惣代は、組長、農事員集会を
事務所にて開く、出席人員左に
神野三郎、篠田五十二郎、深田栄三郎、柴田慈悲蔵
惣代伊藤惣太郎、蔵井甚九郎、三輪平■■
組長田中佐平、花井卯之助、鈴木■■、柴田駒市
加藤巳之助、■野栄太郎、芳賀保平、石原次助
渡辺金次郎、■■大橋常九郎、水谷■■助
新倉駒作、伊藤■■■、中村作平、近藤松之助
高瀬乙松、河辺■助
議案
一、産米改良に関する件
一、堤防草の件
一、馬糞■■に関する件
一、旧■16日(8月28日)産米改良に関する講活の件
一、信用組合より知事記念事業に寄付金の件
一、馬糞■■の■■■を各位負担運搬せしむる件
一、馬糞惣代を廃して、字惣代に兼務させては妙伺
一、紫雲英栽培の件
一、師団御用藁の豊悟心得方
議案
一、馬糞を採取したる者は宅地、及、田畑に堆積せしむる■
同時に必ず外囲いをなす事、外囲い用の杭木は
長7尺とし末に2寸■、及、至2寸5■とし、各位より員数申
出の上、注文すべく(二回は長6尺)代金は12月迄事務所にて取■■■
一、改良米の補助の一つとして稲■■1戸に付金
2円に対する■■■希望者に貸附する■
一、大堤防の生草は3号、5号は全部刈取歴28■
一、馬糞惣代をは昨年度より廃止し、組長に兼務する事
一、石灰運搬、左記の通に決定したり
8月5号 9月二回 10月北組 11月中組 12月南
1月5号 2月二回 3月北組
一、紫雲英は昨年に準する■、場所と種子を申出
する事
8月24日
一、本日深田栄三郎は郷里へ行かれ一家族引越
の手配し為め、午前西行せらる
8月27日 晴
本日は旧盆15日にて、例年し通り、新田関
係者、及、出入の者接待す
神三氏午前より来新、事務員一同在店す
深田氏は郷里に滞在中し為、不来
接待人名左に
神野清児 山田豊作 伊藤庄五郎 小林■兵衛
谷山豊作 金子■平 西郷作右衛門 杉本■吉
中村常次郎 岡田兵九郎 松山新作 山本■作
船井吉作 鈴木仙蔵 岡田彦八 杉本良平
鈴木重助 岡田惣平 小林■■助
石黒繁三郎 伊藤■■ 花井甚九郎 三輪■■■
鈴木末吉 加藤■■助 石原■助
谷山■郎 森 清市 渡辺金二郎 大橋■■
岡田■■ 横井利助 ■川秀二郎 鈴木■蔵
伊藤■兵
右午後5時散会す
8月28日 晴
一、本日は円龍寺に於て、産米改良講演
会を開く、午前7時より神三氏、篠田
柴田参■す、郡■■産米検査員講師
して来田、新田小作人全部出席す
正午閉会す
9月壱日
一、本日深田氏は一家族引越、午前11時
頃帰新せらる
9月8日
一、本日、元本県耕地整理課技手、高木■■■
氏、及、森助手2人来新、二回新田耕地整理
地■竣功式前に、必要なる図面伺製に付、二回
実測し為め、来新せらる、予定は15日間
市場湊屋に滞在す
9月16日 晴
一、本日は先帝陛下大喪日に付、事務
所事は一切休む、事務要員も午後より
謹慎す、午後8時より本■学校■■■■式
あり、深田、柴田、岡田、■■す
9月17日 晴
一、本日は本大喪翌日にて御霊柩豊橋御通過
■■工事も一切休み、事務も一切休む
豊橋駅を柴田、岡田、田中、伊藤、奉■す
9月18日 晴
一、本日高木■■氏■、森助手には午前
9時汽車にて帰名せらる
9月廿六日 大風雨
一、本日は朝より風強く、次第に夕方に入り大暴風
となり、夜中風烈れく、注意致し居り、■に新
田には別に異常なし
9月廿七日 引続き暴風
一、本日明方、養魚場は■■に破■■■■■
事務員よりも出入者、及、店員手伝す
午前10時頃に至り、少し風弱り、正午には
全く風ややみたり
新田内にては、居宅の潰れは、二回山本■蔵一人■
他に小屋6、7棟破損す
大堤防返くの田は塩分をあびたる為め
大破実り■■ケたり、他も少につ■
稲作に■■■■■り
9月廿九日
一、本日、福島縣■■■郡勤業視察員4名
古山幸■、大友■太郎、本田石松、斉藤
平吉氏来新、行用組会、及、養魚場、及
農事■■方法等、■■■申、来新
午後■■す
一、深田氏、本日午後3時頃帰新せらる
10月壱日 曇
一、本日は午後より少し風強く警報も上る
10月4日 晴
一、本日は新田3号部、早稲田検見願出に向、午前
中、深田、伊藤、柴田、3氏検見出張す
一、本日、日本勧業銀行、鑑定役田口晋吉氏
■■■■事業経営、及、豊事■■■し為め
来新、岡田、3号寺迄、篠田4時頃帰■
せらる
10月5日 晴
一、本日は第15師団招魂祭に付、午後より
篠田、柴田、田中、3氏■■し為め出豊
10月6日 曇時々小雨
一、本日は曇り勝ちにて時々小雨あり、前日に引続き
招魂祭に付、岡田、周𠮷、伊藤の3氏■■
し為め出張す
10月10日 晴
一、本日より円龍寺に於て、報恩講相営
みに付、神三様、柴田、来詣す
10月11日 晴
一、本日、御主人様、及、鉄砲町御母堂様、及
■■郎様、午後2時頃円龍寺に御来
■、報恩講来詣せらる
、一、■日事務員、伊藤、岡田来詣す
10月12日 晴
一、本日、寺来■は神三、篠田、深田、田中なり
一、本日、午前11時迄、新田各字惣代、及、組
長、農事員会を開■、大正2年度
師団納め藁、及、本年度田破害地
■■、他種々■議せり
10月13日 晴
一、本日限り、報恩講終り付、御主人様
■御母堂様、■■■■様、御来詣せらる
一、田中、柴田来詣す(田中朱記線あり)
10月14日 晴
一、本日、御主人様には用件し為め、前夜
御出参、八丁神三様宅御宿り■■
午前9時列車にて御帰店せらる
富田御母堂、及、御子供様には来新
■参せられ、■■御帰名せらる
10月15日 晴
一、本日■二回新田検見し為め、神清(神野清児)
深田、伊藤、柴田、4氏出張す
篠田氏は来る18日、東部耕作地整理
■■準備し為め、郡役場その他
へ出張せらる
10月16日 晴
一、本日は18日竣功式準備し為、神三氏、及、郡役
所より、山本傳三郎氏、及、本田吉義来新
直に円龍寺に赴き、篠田、深田、■氏■
準備をなす、柴田氏と新田内松技売
却立会に出張す
10月17日 晴
一、本日御主人様、午前9時来新、■成たり
一、神三様始め、郡■員事務所員一日■出■
竣工式準備を、事務所、寺等、人夫数名使
用して夕方迄に終■り
一、神野悦三郎殿、夕方7時頃御来田、御宿く
■成り■■なり
10月18日 晴
一、本日は神野新田東部耕地整理竣工式
挙行に付、早朝より事務員は準備し■■
午前9時半、深野本縣知事■■
御来新、富田主人御同行、事務所にて
少の後、養魚地、及、耕地区実地検分の上
仝11時、円龍寺式場に赴かれ、11時半頃開
会、午後1時閉会す
仝日、来賓深野本件知事、竹内旅団長
■■■■■■会保員等一日五千名■■
盛会なりき
御主人富■、神悦氏(神野悦三郎)、神三氏、事務所
御宿御成りたり
夜8時頃六軒分店の天野氏来新す
10月19日 晴
一、神野御主人、富田主人、神悦様、神三様
新田内凡実地視察し為め、午前
9時なり、■にて■かれ、篠田、深田氏
随行せらる、午後4時帰新せらる
一、富田主人、神悦様、及、天野氏には午後6時汽車
にて御帰名せらる
一、御主人には午後9時汽車にて御上京せらる
10月20日 晴
一、本日は新田内検見にて神清、神三